RevPAR(Revenue Per Available Room)とは

RevPARは、ホテルが販売可能な客室1室あたりの収益を示す中核指標です。ADR×OCCで算出し、稼働率まで含めた稼ぎ力を一つの数値で表現します。

結論 RevPARは「持っている部屋全体がどれだけ稼いだか」を示す指標で、ホテル業界では収益力評価の中核として扱われます。Competitive Set(競合グループ)に対するRevPAR Indexは、運営者の業績評価とHMAのPerformance Test条項で頻繁に使われます。

定義

RevPAR(Revenue Per Available Room / 販売可能客室あたり収益)は、ホテルが販売可能な客室1室あたりの平均収益を示す指標です。USALI準拠の収益指標として、業界横断・市場横断の比較に用いられます。

計算式

RevPAR = ADR × OCC
または
RevPAR = 客室売上 ÷ 販売可能客室数

例: ADR 12,000円、OCC 80%の場合、RevPAR = 12,000 × 0.80 = 9,600円。

RevPAR Index(RGI)

RevPAR Index = 自施設RevPAR ÷ Competitive Set平均RevPAR × 100。100超は競合より優位、100未満は劣位を意味します。HMA契約では、RevPAR Index 90%未満が2年連続で運営者交代の根拠となるなど、Performance Test条項の中核指標です。

実務での使われ方

  • 運営者業績評価:HMAのインセンティブフィー算定、Performance Testの基準値
  • 市場ポジション分析:Competitive Setとの相対比較で改善方向を見定める
  • FS・収益試算:開発・取得時の収益見立てで、ADR×OCCの掛け合わせで算定
  • REIT・取引:物件価値評価とポートフォリオ比較の標準指標

RevPARの落とし穴

  • 客室売上のみのため、料飲・その他収益が大きいフルサービスホテルは過小評価しやすい → TRevPARを併用
  • ADRとOCCの分解を見ないと、価格戦略の良否は判断できない
  • 季節性が強い物件は月次で揺れるため、12ヶ月移動平均で見るのが安全

関連用語

  • ADR ─ 平均客室単価。RevPARの分子側
  • OCC ─ 客室稼働率。RevPARの分母側
  • GOP ─ 営業総利益。RevPARから運営費を引いた先
  • レベニューマネジメント ─ RevPAR最大化の手法

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最終更新日: 2026年5月8日

よくある質問

RevPARとは何ですか?

RevPAR(Revenue Per Available Room)は販売可能客室1室あたりの収益で、ADR×OCC、または客室売上÷販売可能客室数で算出します。ホテルの稼ぎ力を一つの指標で表すため、業界では中核指標として扱われます。

RevPAR Indexとは?

自施設のRevPARを、競合グループ(Competitive Set)の平均RevPARで割った指数です。100超なら競合より優位、100未満なら劣位を意味します。HMA契約のPerformance Test条項で運営者評価の中核指標として使われます。

RevPARとTRevPARの違いは?

RevPARは客室売上のみを対象とするのに対し、TRevPAR(Total RevPAR)は料飲・その他収益を含めた総売上÷販売可能客室数で算出します。客室+料飲+その他を含めた総合稼ぎ力を表します。