同じ宿泊でも集計単位は3つある
1組4人が1室に3泊する予約は、予約1件、販売3室泊、延べ12人泊です。予約件数は受付や問い合わせ対応の量に、室泊は販売客室と客室売上に、人泊は利用人数に対応します。同じ表に載せるときは列名に単位を含め、単に「宿泊数」と書かないようにします。
予約変更や分室がある場合は、予約の見出しだけで集計せず宿泊日ごとの客室利用を確認します。1組が途中で2室に分かれたり、同行者の滞在日数が異なったりすれば、人泊と室泊の比率も変わります。部屋別・日別の明細を基準にすることが重要です。
需要の増加を客室売上へ直結させない
ADRは販売された客室の単価を見る指標であり、1人当たり支出とは異なります。公的統計の延べ宿泊者数や旅行消費額を読んでも、その伸び率をそのまま自施設の客室売上へ掛けることはできません。施設タイプ、地域、人数構成、宿泊日数、販売単位の違いが間にあります。
編集部の見解として、市場の量を確認する表と、自施設の商品別収支を確認する表を接続しつつ分けて運用することを提案します。複数人向け客室では、客室単価が上がっていても人数当たりの負担が下がることがあります。単価の意味をそろえてから販売計画を作ります。
検討項目を同じ表にそろえる
| 単位 | 数え方 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 予約件 | 予約管理上の件数 | 予約受付・問合せ負荷 |
| 室泊 | 利用した客室数×泊数 | 客室売上・販売量 |
| 人泊 | 宿泊人数×泊数 | 利用人数・消耗品計画 |
| 人/室 | 人泊÷室泊 | 人数構成の確認 |
仮定の数字で確認する
以下は考え方を示す仮定例であり、9STAYの運営実績や市場の標準値ではありません。
4人1室で3泊、1室1泊30,000円なら、3室泊・12人泊、客室売上は90,000円です。ADRは30,000円で、人泊当たり客室売上は7,500円になります。朝食や追加清掃を別売りする場合、その売上は客室売上と区分して集計します。
次の月に同じ3室泊で2人ずつ宿泊した場合、人泊は6へ半減しますが、客室料金が同じなら売上は変わりません。人泊の変化だけでは、客室販売の増減を評価できないことが分かります。
実務での進め方
- 予約件・室泊・人泊を別の列にして日別明細から集計する。
- 売上区分と単価の分母を資料に明記する。
- 市場との比較では地域・施設タイプ・人数構成の違いを添える。
制作・確認: AIを用いて原稿を作成し、参考資料の公開情報と計算例を照合しました。出典確認日: 2026年10月28日。表・仮定例・実務手順は編集上の提案で、参考資料の転載や公的基準ではありません。特定の専門家による監修は受けていません。
よくある質問
室泊と泊数は同じですか。
1室だけなら一致しますが、2室を3泊利用すれば6室泊です。予約の滞在日数だけでは販売客室量を表せません。
1人当たり料金をADRとして使えますか。
ADRは客室単位の指標です。人数単位の料金と混在させず、客室売上と販売室泊から算出します。